クラミジアの口内感染も性器感染もものともしないジスロマック

クラミジア感染は日本においても多く見られるようになってきた感染症の一つであり、性感染症の中では最も患者数が多いものと推定されています。クラミジアは性器に感染するのが一般的と捉えられていますが、現実には口内にも感染することが知られているのが事実です。そのため、性行為の際には性器から性器への感染だけではなく、口内から性器へ、あるいは性器から口内への感染も懸念しなければなりません。クラミジア感染自体が初期には自覚症状が小さいものですが、特に口内への感染では自覚症状が伴わないことがよくあります。そのため、口内にクラミジア感染を持つ人とのオーラルセックスによって性器に感染が広がってしまうということがよく起こっていると考えられています。その治療薬として選択されることが多くなっているのがジスロマックです。マクロライド系に属するジスロマックは古くから用いられているペニシリン系やセフェム系のものとは異なり、クラミジアに対して著効を示す抗生物質です。血中での半減期が長いという特性に着目されて徐放剤が開発されたことから、一回飲むだけで一週間有効性があるという便利な医薬品も登場しました。これによってジスロマックは医師としても使いやすく、患者としても飲み忘れの心配が低いというメリットのある薬として汎用されるようになっているのが現状です。口内感染と性器感染を併発している患者でも同時に治療を行うことができ、他の細菌感染症がある場合にも一剤て対応できることが多々あります。そういったメリットがあるのがジスロマックであり、細菌感染症が疑われた際には性病治療の領域に限らず、肺炎治療や歯周病治療などの様々な領域で頻用されています。

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